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雑記ブログ。

PMP(新試験方式PMBOK第6版)合格手記

今回の記事を書いたきっかけ

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先月、プロジェクトマネージメントの資格の1つであるPMPに合格することができました。簡単ではありますが、どんなことをやってきたのか、どんなものに効果があったと考えられるのかを書いていきます。

その前に伝えたいことがあります

それは、PMPに関する情報を載せたサイトはいくつかあるものの、情報が古いままのものがあるということです。2021年1月から新形式に切り替わり、問題数も変わりましたしアジャイル型に関する話題も5割を占めています*1。はっきり言ってしまえば、PMBOK第5版以前をベースにした対策ページを参考にしてはいけません

そして、このサイトに載せているものも、2021年7月に合格した私の合格手記です。もし、それよりも年数が経ってしまったら、このページも同様に役に立たないものになっていくでしょう。情報は最新を追うべきです。参考にしようとしているサイトの更新日時に注意しましょう。

目次

 

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PMPとは

冒頭で述べた通り、アメリカに本部を置いた団体(PMI - Project Management Institute)が認定している、プロジェクトマネージメントに関連する試験です。問題数は180問、持ち時間240分、すべて選択式の回答です。なお、一気に180問を回答するのではなく、60問回答できたら持ち時間とは別枠で10分の休憩時間がもらえます(2021年7月現在)。

 

試験難易度に関しては、IPAのプロジェクトマネージャ試験の方が難しいという説を見掛けたことがあります。きっと、IPAの方は、記述式の回答や小論文が求められたりするからだと思うのですが…*2。PMP は別の意味での難易度が存在しています。

  • 受験料が高い($555 … 日本円にして6万円超か。ある程度安くする方法はあるが…高い)
  • 最低限数の単位(PDU)を取得する必要がある
  • 高卒(高専卒含む)は60ヶ月分、大卒は36ヶ月分のプロジェクト経験を申告する必要がある
  • プロジェクト経験の内容を英文で提出
  • 中卒は受験不可

IPAは学歴もプロジェクト経験も求められませんし、受験料も7,500円です*3

私の受験前の状況

PMPを受けるための資格を得たタイミングは、新形式・第6版に切り替わる直前でした。切り替わる前に受験したかったのですが、タイミング合わず*4。PDUを取得した教育内容が第5版のものだけだった点が不安要素でした。……杞憂でしたけど。要は、第5版以前で受験資格を得た状態*5であっても、合格が狙えるということでもあります。

私の経歴とかも少しだけ触れます

プロジェクト経験を申請しているものの、ガッツリ大規模*6プロジェクトをやっている人間ではありません。小規模~中規模なものポツポツと経験した程度です。

また、私は新形式に含まれているアジャイル型をまったく経験していません。裏を返せば、その経験がなくても合格できるということなんですが。

私の受験準備

試験の勉強方法

この試験は、まず過去問が存在しません。そのため、それに類似した問題集を解いて、習熟度を高める必要があります。類似した問題集で有名なのは、下記2点でしょうか。

  • 虎の巻
  • 豆検(まめけん)

新形式以前では、虎の巻でも合格できたという声を私の同僚から聞いたことがあります。ただ、2021年7月現在、新形式に対応している問題集ではありません。

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2020年12月は新形式の試験に切り替わる前である。よって、この本の著者は、新形式の試験内容を見ていない。PMP対策サイトと同様に、書籍は発売日を確認した方が良い

 私が一番重宝し、かつ一番時間を費やしたのは、豆検でした。

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オンライン問題集。PCでもスマホでも勉強可能。値段は月額550円税込。

ちなみに、私は”合格編”だけ利用しました。

ただし、豆検にしろ虎の巻にしろ、注意しなければならない点があります。それは、単に暗記するだけではダメだという点です。例えば、PMPで覚えなければならないもの例として、よく下記が挙がります。

  • プロセスフロー
  • インプット
  • ツール
  • アウトプット

これらの内容をすべて覚えるのは、かなり大変です。これらの内容をすべて覚えれば、確かに問題は解きやすくなるかもしれません。しかし、PMPで問われているのは、プロジェクトマネージャーの立場だったらどうするべきなのかが大半です。語句の意味を答える問題はほぼないでしょう。

そのため、類似問題集を解いている間は、正解の問題を覚えるのではなく、どうしてこれが誤りなのか&なぜ正解なのかを追っていき、プロジェクトマネージャ視点での考え方を身につけることが重要だと私は考えます。

 

もしかしたら、問題集を解いていると『この問題は自分の感覚や経験に合わない』と思ってしまう方もいるかもしれません。しかし、この試験はPMPの考えに沿ったものでなければなりません。その考えは、PMIイズムと呼ばれています。もしかしたら、類似問題集を解く前に、PMIイズムを先にインプットしたほうがいいかもしれません。

下記ページにある「倫理・職務規定」「倫理的意思決定フレームワーク」の2点について、一読しておきましょう。

もう少し補強したこと

私の試験対策は、ほぼ豆検で完成されていったと言っても過言ではありません。しかし、アジャイル型がどういったものなのかだけは、頭の中で想像できませんでした。そのため、Webサイトなどで基本的な用語やプロジェクトの進め方の基本を押さえました。

あとは、自身の弱点がどこなのかを明確にしたかったので、Excelで可視化しました。

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豆検の章に沿って正解できた回答数を記入。正解率を進捗率に見立て、進捗ワーストを炙り出した。あまり人様へ見せられるものじゃないんだけど…。

プロジェクトマネージャの試験なんだからWBSを作ろうかという意気込みも多少ありましたが、結局、作ったのはコレ👆だけでした。

逆に…やらなかったこと等

勉強する時間にも限りがあります。効果がなさそうなもの、私が実際にやらなかったことを下記並べてみます。

  • 虎の巻は、上述の通り、発行日がアレだったので購入しなかった
  • 教科書的な参考書も、ほとんど使わなかった(豆検に解説は載っているし、わからない単語はWeb検索で済ませていた)
  • どこかの企業がやってるPMPの模試は、受験していないし申し込んでいない(そういった模試を受験していないので、効果が如何程のものなのかも不明)
  • プロセスフロー/ITTOは、暗記しなかった(暗記しなくても合格してしまったが、類似問題集を解きながらチラ見ぐらいはした)

もしかしたら、偶然受かってしまったのかもしれませんが…。

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これは、私の試験結果です。Above Target には届かず。私の手記は、Targetで十分な人向けでしょうね。でも、合格(Pass)できてます。

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最後に

PMPのための特別な勉強方法はありません。他の勉強と同様に、自身の弱点を押さえ、そこを補強していくやり方が確実です。受験料も馬鹿にならないので、確実な勉強方法で合格(評価:Target)を狙いましょう!

※本ページの内容は、もう少しだけブラッシュアップしていく予定あり。

更新履歴

  • 21/08/02:新規作成

*1:実際の問題でも、ウォーターフォール型しか経験がなく、アジャイル型は未体験…のようなシチュエーションも登場しました。

*2:私は、IPAの方を受験したことがないので比較できませんが、小論文は確かにキツイなあ……とは思ってしまう。

*3:ちなみに、IPAの試験料は、2021年秋から値上げされました。

*4:実は、新形式に切り替わらずに1回だけ延期したのですが、それでも合わなかったという…。

*5:取得したPDUが第5版以前のものであっても、という意味で記載。

*6:会社の業績に大きく影響するようなプロジェクト…ぐらいの感覚。ここで言う規模は感覚値なので、曖昧といえば曖昧。